アカルイミライ

2004年3月7日 映画
『CURE』『回路』など国際的評価の高い黒沢清監督が、世代間による対立や現代社会に対する価値観の相違などを巧みにとらえた作品。おしぼり工場で働く雄二(オダギリジョー)と守(浅野忠信)。ある日守は社長夫婦を殺害し、やがて刑務所内で自殺。一方雄二は、音信不通だったという守の父・真一郎(藤竜也)と一緒に暮らすようになり...

というお話でした。

救われない人達ばっかりの一見して救われないお話なのだけど、見た後は明るい気持ちになれました。何故だろう...。

淡水に順応して東京を生き延びるクラゲは、苦しい社会に順応して生き延びてゆく新しい世代のよう。

よく、キレる世代とか、ジェネレーションなんとかとか、人々は自分の世代で理解できない世代や傾向、現象に名前を付けてあたかも突然変異で現れたような言い方をするけれど、実は自分達が築き上げた、あるいは破壊した世の中に順応していっているだけなのだ。

ふわふわとつかみ所のない存在こそ強く生き残っていくのかもしれない。

なーんて思ったり。

オダギリジョーかわいいなーと思ったり。浅野忠信のお尻がグー、とか思ったり。

ココロ温まる良い映画でした。

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