無茶する人々

2003年12月18日
そういえば、昨日すごいものを見た。

オフィスから1ブロック先で、建物の解体工事やってて、そこに車体のながーいトラックがバックで入ろうとしてました。

でも、トラックの車体の長さからいってかなり大きく回らないと駐車できず、現場前中央分離帯つき片側2車線ではちょっと無理でした。

一応は試してみたものの工事現場に設置された仮設歩道とかも壊しそうな勢いだったので、諦めるかなーと思いきや。

トラックは中央分離帯を乗り越えて、角度を確保しようとしてるではありませんか。

もちろん、その間ずーっと、片側車線は通行止め。お昼時のドライバー達はかなーり迷惑してました。歩行者ももちろんトラックが入りきるまでは横切ることが出来ず立ち往生。

あれよあれよという間に中央分離帯に乗り上げたトラック。がしかし、片方の前輪がすっぽりと分離帯の植木の部分にはまってしまった模様。

しかも、それでもバックで狭い駐車スペースに入るには角度が足りない。

えっちらおっちら植木から前輪をはずそうと前後運動をくりかえすトラック。そして、やっとこさ植木部分から脱出。...でも前輪はすっかり中央分離帯を乗り越えて、反対車線へ侵入。ついに全車線通行止めになりました。

ついでに、トラックの車体底部にくっついているでかいメタルのガソリンタンクが、中央分離帯に押されて変形してました。

これで身動きしたら、ガソリンタンクが壊れるよなー、と不安になってたら、

タンクがつぶれているのも気にせぬ様子で、工事現場のおっちゃんは、バックで駐車スペースに入るよう指示を出してるではありませんか。

ぐちゃ。

というなんとも情けない音とともに、それほど柔らかくはないであろうガソリンタンクは大きくひしゃげて、でかい穴があき、中から透明なガソリンがジョボジョボとあふれ出ました。

「ストーップ!ストーップ!」

ストップかけるの遅すぎ。しかもガソリンタンクは金属だから、下手にこすれてガソリンに引火したら怖い(しかもあたりは超渋滞)ので、私は速攻その場を離れました。

それにしても。どうかんがえても無茶なのに、後にひかない人々。危険です。

壷の中の木の実を掴みすぎて手が抜けなくなった猿かなんかの話を思い出した。たとえていうなら、彼らは指の骨を折って、壷を割ってでも木の実を離さない人々といえるでしょう。

中央分離帯のダメージと、壊れたガソリンタンク、上司にどう説明するつもりでしょうねえ。

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