別の意味で。

事件は一昨日の夜に始まりました。

オークランドA’s対マリナーズの開幕戦を観にいって、オークランドが大勝して「イヤッホーイ!」な気分で帰ってきたのは11時過ぎ。

夜の静けさを破るバブリーな音がバスルームから聞こえてきました。

ボコボコン。ゴボン。

今思うとあれは序章のようなもの。連れと顔を見合わせてバスルームへダッシュ。すると、トイレの水からボコボコと空気を吐き出しているではありませんか!

なんじゃー!と思いつつ、何となく水を流してみると、いつもはゴゴゴーっと水が吸い込まれていくはずがゆっくりを水位を増してきました。完全につまっている模様。

例のバッコンバッコンを使って格闘するも結局直らず、あきらめておしっこもせずその日は就寝。不思議なことに朝には直ってました。

そして昨日、仕事から帰ってトイレを使うとちゃんと流れる。ほっと一息ついてアメリカンアイドルでも観ようかなーと思ってたころ…。

ボコボコン。ゴボン。

悪魔の水音。バスルームに行くと案の定トイレの水かさが増してました。

またほっとくと直るかなーと思いつつもドキドキ。

♪First I was afraid, I was petrified... ♪

が、水かさはどんどん増し、最初はクリアだった逆流水がおしっこ色(多分誰かのおしっこ)に変わったころには「こりゃただ事じゃない」とパニック状態になりました。

逆流水は留まることを知らず、トイレだけではなくバスタブの穴からもあふれ始め、バスタブの栓をすると今度は水があふれるのを防ぐ穴からも侵入しはじめました。

トイレの逆襲。しまいに、便器の下からも水がチョロチョロ漏れはじめ、トイレの水かさをチェックしながら床に漏れた水をタオルで拭き取る羽目に。パニックどころではありません。

次第に廊下のほうも騒がしくなり、どうやら同じ一階のユニット全てに同じ問題が発生している模様。すぐに緊急の配管工を呼びました。

そして30分ほど、配管工が来るも最初は原因がわからず。ふとここ数日、外の歩道から水が漏れているのを不思議に思ったのを思い出し、配管工に教えました。「原因はそれかもしれない」と配管工は連れを伴い、現場へと急ぎました。

そこには小さな下水の蓋が。下から圧迫されてるらしく、蓋は簡単には開かなかったそうです。

ブッシャーアアアア。ボゴボゴボゴボゴ。

連れいわく、蓋を開けた瞬間に吹き出た汚水は「まるで噴水」だったそうです。
同じ瞬間、バスルームの逆流水も大きな音を立てて流れ去りました。

♪Go on now go! Walk out the door! Just turn around now, cuz you aint worth it anymore! I got all my life to live, and I got all my love to give, I will survive! I will SURVIVE!!♪

「助かった!」

だれもが胸をなでおろしました。窓から外をみると、湧き水のようにコンコンと汚水が噴出すマンホールを見つめる連れと配管工。汚水は留まることを知らず、急斜面に立てられたコンドの一階(実質2階)まで逆流させるほど詰まっていた水の量を想像させました。

配管工のコメント。「今日の最悪の仕事だったよ。」

外の配管は市の責任なので、市が配管工の費用を払い戻してくれるはずですが…。改めて水の恐ろしさと、流れるトイレのありがたさ、そして問題回避の喜びに浸った夜でした。

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