結婚しました
2002年4月20日まずは結婚式のことから書こうかと。4月20日に地元の、なじみの深い神社で神前式を挙げました。式は午前11時。
当日は朝早くおきて、私と連れは8時に美容院入り。着付けをしてくれる先生は77歳なんだけど、背筋がピッと伸びていて、かっこよくブリーチしたショートヘアと黒のパンツスーツを着こなしたおばあちゃん。首筋から手までの化粧、鬘、着物と全部で3時間かかりました。鬘をかぶってかんざしをつけた時点で、「試着の時と違ってなんだかかんざしが痛い」と思うが、そこは我慢。
それでも着付けの部屋から出てくると、美容院に来ていた地元のおばちゃんやら近所の人やらの注目を浴びて結構まんざらでもない自分。父がレンタルしたマイクロバスにのりこみ、車で30分ほどの神社へ向かう。
その神社はなまはげ伝説や奥の細道の一部ともなった神社で、桜が散りかけた境内の石段をゆっくりと上がり、頂上で写真撮影。かすかに笛の音がきこえる。神社の建物に入ると、すでに式場がセットアップされていて、手前に家族や友人の席、数段上がった神殿の前に私と連れの席がぽつんとあった。さっきから聞こえていた笛は神主さんの生演奏で、なんだか感激する私。
太鼓の音で式が始まると、順番はちょっと忘れちゃったけど、神主さんの祝詞や御串奉納とかがあり、練習を重ねた成果で連れも誓詞を見事に読み上げた。
で、三三九度。一度茶道の場に言った事のある連れはいきなり杯を回そうと手をかけるも私に「NO」を出され、そのまま何事もなかったかのように手を戻し、ごくっと飲み干した。動作がなにやらものすごくゆっくりなのは、役柄になりきってるせいだろうか。
全てぶっつけ本番。リハーサルや打ち合わせもなしで、ただ神主さんの指示にしたがうのみ。
最後に、固めの杯ということで私のお神酒を連れの家族友人が、連れのお神酒を私の家族友人が飲み干す。
…そこでむせこんだのは私の父です。
しかもしっかり兄のビデオに捉えられていて、後日「ドッキリドキドキ」さながら何度もしつこく巻き戻し&再生されたのでした。哀れ父。
式が終わるとそのまま式場の一部でうち掛けに着替えてまた登場。その後重さにふるえる手ですそをもち、神社の社務所でお膳をかこんでお昼。途中なまはげも登場するなどなかなか楽しく過ごした後は、鬘の中で突っ張る地毛のあまりの痛みにすぐ着替えてしまいましたとさ。しかも次の日頭が痛くて手をやったら大きなこぶが出来てましたとさ。着物の重さで全身筋肉痛になったとさ。
でも、家族といいお天気と大好きな地元の自然に囲まれて結婚式ができて、それを考えたらこぶや筋肉痛なんて屁みたいなもんです。
結婚式って、自分がきれいな着物とかドレスを着るのが大切なんじゃなくって、来てくれた家族や友人の笑顔や祝福を見るにつけても、こりゃあ幸せにならんとな、と思ってしまう。そこが結婚式の役割なのかもな、とじんわり思ったのでした。
当日は朝早くおきて、私と連れは8時に美容院入り。着付けをしてくれる先生は77歳なんだけど、背筋がピッと伸びていて、かっこよくブリーチしたショートヘアと黒のパンツスーツを着こなしたおばあちゃん。首筋から手までの化粧、鬘、着物と全部で3時間かかりました。鬘をかぶってかんざしをつけた時点で、「試着の時と違ってなんだかかんざしが痛い」と思うが、そこは我慢。
それでも着付けの部屋から出てくると、美容院に来ていた地元のおばちゃんやら近所の人やらの注目を浴びて結構まんざらでもない自分。父がレンタルしたマイクロバスにのりこみ、車で30分ほどの神社へ向かう。
その神社はなまはげ伝説や奥の細道の一部ともなった神社で、桜が散りかけた境内の石段をゆっくりと上がり、頂上で写真撮影。かすかに笛の音がきこえる。神社の建物に入ると、すでに式場がセットアップされていて、手前に家族や友人の席、数段上がった神殿の前に私と連れの席がぽつんとあった。さっきから聞こえていた笛は神主さんの生演奏で、なんだか感激する私。
太鼓の音で式が始まると、順番はちょっと忘れちゃったけど、神主さんの祝詞や御串奉納とかがあり、練習を重ねた成果で連れも誓詞を見事に読み上げた。
で、三三九度。一度茶道の場に言った事のある連れはいきなり杯を回そうと手をかけるも私に「NO」を出され、そのまま何事もなかったかのように手を戻し、ごくっと飲み干した。動作がなにやらものすごくゆっくりなのは、役柄になりきってるせいだろうか。
全てぶっつけ本番。リハーサルや打ち合わせもなしで、ただ神主さんの指示にしたがうのみ。
最後に、固めの杯ということで私のお神酒を連れの家族友人が、連れのお神酒を私の家族友人が飲み干す。
…そこでむせこんだのは私の父です。
しかもしっかり兄のビデオに捉えられていて、後日「ドッキリドキドキ」さながら何度もしつこく巻き戻し&再生されたのでした。哀れ父。
式が終わるとそのまま式場の一部でうち掛けに着替えてまた登場。その後重さにふるえる手ですそをもち、神社の社務所でお膳をかこんでお昼。途中なまはげも登場するなどなかなか楽しく過ごした後は、鬘の中で突っ張る地毛のあまりの痛みにすぐ着替えてしまいましたとさ。しかも次の日頭が痛くて手をやったら大きなこぶが出来てましたとさ。着物の重さで全身筋肉痛になったとさ。
でも、家族といいお天気と大好きな地元の自然に囲まれて結婚式ができて、それを考えたらこぶや筋肉痛なんて屁みたいなもんです。
結婚式って、自分がきれいな着物とかドレスを着るのが大切なんじゃなくって、来てくれた家族や友人の笑顔や祝福を見るにつけても、こりゃあ幸せにならんとな、と思ってしまう。そこが結婚式の役割なのかもな、とじんわり思ったのでした。
コメント